こんにちは。L-Blendのゆういちろうです。
今回お話するテーマは、「僕の好きなカメラのお話[Sony編]」です。
二回目となる本記事ですが、前回のFUJIFILM編に引き続き、僕が現在(2021年1月)使っていてとても気にっている製品についてご紹介しようと思います。
本日対象となる製品はこれ!
Sonyが販売しているフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7c」です。
こちらのカメラ、なんといっても「軽量コンパクト」が大変魅力的な製品です。
昔から「小さなガジェット」が好きな僕にとっては、この製品は一瞬にして虜になるほどグッと感じるガジェットでした。
今回の本記事では、α7cの特徴や良いところをご紹介しながら、僕が実際に使ってみて感じたことなどをお伝えしつつ、どんな方にオススメなのかまとめてみたいと思います。
本当にフルサイズ?めっちゃ小さなα7の爆誕!
早速ですが、「α7c」の外観を撮りました。こちらです。
2020年10月に発売した本製品は「小さくて軽量」をコンセプトとしたフルサイズミラーレス一眼カメラです。
これまでSony α7シリーズは、ベーシック(α7)、高画質(α7r)、高感度(α7s)の3つのバリエーションモデルがありましたが、α7cは4つ目のラインナップとなります。
apc-sサイズのα6xxxシリーズを彷彿とさせるコンパクトなデザインになっていますね。これまでのα7シリーズとはずいぶんと違う操作系です。
入力端子類は以下の通り。
記憶メディアはSDカードで、スロットはシングルです。USB-C端子からはACアダプターに繋いで充電します。
α7シリーズで初のシルバーボディ。
ボディのカラーバリエーションがあるのはこの製品が初めて。
いつもの黒ボディもかっこいいですが、シルバーはクラシカルな印象で素敵ですね。
バッテリーは「NP-FZ100」を搭載。
とても大容量でα7Ⅲと同じ規格を採用しています。長持ちしますので好印象です。
α7Ⅲをお持ちの方はバッテリーの共有ができていいですね。
レンズを付けてみる。セットレンズが、良き。
α7cはボディ単体とセットレンズの販売があります。
僕が購入したのはセットレンズのほうです。
「FE28-60mm F4-5.6」というレンズが同梱されていて、上の画像の通りめちゃくちゃコンパクトな製品になっています。
α7cとのマッチングは抜群。バッグに入れていても苦にならないサイズなので、持ち出す機会が増えそうです。
[SEL2860]スペック一部 | |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 66.6 x 45 |
質量(g) | 約167 |
最短撮影距離(m) | 0.3(W) 0.45(T) |
最大撮影倍率(倍) | 0.16 |
フィルター径(mm) | 40.5 |
ボディとレンズを合わせると676gです。本当に軽い!
FE20mm F1.8Gを付けてみる。
「FE20mm F1.8G」というレンズを付けるこんな感じです。
僕はこのカメラをYouTube撮影用の動画カメラとして購入しました。広角で明るい単焦点レンズで撮影がしたかったので、このレンズは僕の理想にぴったり。
α7cを購入したのは、実はこのレンズが使いたかったっていうのが大きいかもしれないです。
キットレンズよりもサイズアップはしましたが、組み合わせとしては他のフルサイズカメラよりも小さいのがイイカンジ。
手持ちや自撮り撮影時に役立っているので、このレンズは本当にゲットして良かったですね。
YouTuber的な使い方をするには便利かもしれないです。
上の動画はFE20mm F1.8 Gのファーストインプレッション動画です。
20mmってこんなに広いんだ!というのが動画で分かると思いますので、チェックしてみてください。
話逸れました(汗 α7cの良いところについて
僕はこれまでCanonのカメラやFUJIFILMの製品などを使っていました。Sonyのフルサイズカメラは初めてな身として、僕が感じたα7cの魅力をご紹介します。
軽量・コンパクトなボディ
もう何度も言っていますが、とにかくボディが小さくて軽量なのが素敵な製品です。
いくつかの製品と比べてみました。
製品 | サイズ | 重量 |
Sony α7c | 126.9×95.6×73.7mm | 約509g |
Sony α7Ⅲ | 126.9×95.6×73.7mm | 約650g |
Canon EOS RP | 132.5×85.0×70.0mm | 約485g |
Canon EOS R | 135.8×98.3×84.4mm | 約660g |
Nikon Z5 | 134×100.5×69.5mm | 約675g |
どれもフルサイズミラーレスカメラに属する製品ですが、数字でも分かるようにα7cは軽量な部類に入ると思います。(RPもめちゃくちゃ小さいですねw)
Sony α6600 | 120.0×66.9×69.3mm | 約503g |
α6600はaps-cサイズというちょっぴりセンサーサイズが搭載したモデル。この製品とほとんどサイズが変わらないのが驚きですね。
バリアングルモニターを搭載したモデル
これを良いところにするのは動画やってる方に多い気もしますが、少なくとも僕にとってはとても良いポイントでした。
背面液晶がフリーアングルとなるので、ハイアングル・ローアングル、縦撮り時でも液晶画面を確認して撮影が楽しめる他、なんと言っても自撮りをするYouTuberにとってはめちゃくちゃ便利な機能となっています。
最近はVlogのようなコンテンツも流行っていますし、自撮りを含めて気軽に動画も写真も楽しめる機能はとても便利だと感じますね。
手軽に動画撮影したい方には刺さる!α7cの総合力
「小さくて軽い、バリアングルで動画撮りやすい。」
こういうポイントは僕のようなYouTuberには刺さると思うんですが、もう少し細かなポイントを言うと、
「バッテリーライフが長い」
「動画記録ボタンが大きくて使いやすい」
「動画撮影の分数制限がない」
「Sonyらしい高速で正確なAF性能」
などが上げられます。
もちろん他社製品でも素晴らしい機種はたくさんありますが、こういったポイントがきちんと搭載されているのがα7cだと感じています。特に動画開始ボタン大きく、ポジションも押しやすい箇所にあるのが好印象ですね。これまでのSony機の印象より、ずいぶんと動画撮影に対してアプローチが強い印象です。
またSony Eマウントは他社製品よりも先行して展開しているため、サードパーティ製品を含めたレンズのラインナップが充実しているのも良いポイントです。
撮影者の理想に叶う製品が、他社メーカーよりも揃っているのは安心できますね。
α7cのうーん…と感じたところ
比較対象としてはちょっと遠いカメラかも知れませんが、僕は現在FUJIFILMのX-T4というミラーレスカメラを使っています。
こちらの製品と比べて感じたα7cのイマイチなところをご紹介します。
小さなボディだからボタンが少ない。
コンセプトが違うから比較にならないと思いますが、FUJIFILM X-T4と比べてカスタムボタンが少ない印象を受けました。
他のα7シリーズと比較してもボタンが省略されている印象です。とてもシンプルなデザインに感じますね。
物足りないと感じてしまう方はたくさんいらっしゃるかもしれません。
またジョイスティックが搭載されていないですね。個人的には寂しい。
X-T4ではよく使っているので、小さなボディながらに搭載してくれたらよかったのになーとは感じてしまいます。
メニューボタンがなんでここにあるの?
これはもうシンプルに押しづらい。カメラを握っている右手の親指では微妙に届きません。手が大きい方なら大丈夫かもしれませんが、この微妙なポジションがマイナスポイントに感じました。
構造上仕方がない位置だと思いますし、α6600も似たようなところにあるんですが、これならいっそもっと遠くに置くか、親指でストレスなく押せる位置にするかして欲しかった。
微妙な位置だからこそ親指で押そうとトライして、やっぱり無理じゃん!と断念し微妙な気持ちになる。
親指で押せる範囲内にメニューボタンがあるカメラはたくさんあります。僕の好みなのかもしれませんが、僕はそういう製品の法が好みですね。
シングルカードスロットである。
これも小さいなボディ故にシングルカードスロットなんだと思いますが、既存のα7シリーズではダブルスロットのカメラがほとんどでしたので、メディアが一枚しか挿入できないことに不安を覚える方はいらっしゃるかもしれません。
僕個人としては、2枚あったほうが便利だと感じますが、別に1枚でも困ったことはないので今のところはいいかなーって感じです。
結構良い値段のする価格設定。
カメラって発売日から日が経つ毎に価格は下がってくる傾向が強いので、将来的に求めやすくなるのかもしれません。
ですが、「そもそもカメラって高い」と感じますね。
高いか安いかは人それぞれの感覚もあるんでしょうが、この製品の発売時の価格はおよそ20万円からです。
他のαフルサイズや他社のフルサイズ製品も似たような値付けのものが多いですが、20万円の商品をポンポン買える方はあんまり多くないですよね。
α7cが特に高い!っていう話じゃないんですが、結構な金額の製品だと思いますので、購入する際はしっかりと検討を重ねる必要があると思います。
ちなみに僕はキットレンズのセットと、FE20mm F1.8のレンズを合わせて買いました。確か合計して35万円ほどしたと思います。恐ろしい…
実際に使ってみた感想
普段のYouTube動画撮影からプラベートの撮影において、α7cはめちゃくちゃ活躍しています。
まだ使用して時間も浅いので、シンプルな感想しか言えませんが、こんな所が特に良かったです。
・自撮り時の顔認証AFがビシッと決まって気持ちがいい |
・とにかく軽いからどこに行くにも負担が少ない |
・このサイズ感でフルサイズが楽しめるのは、お得感がある |
・大きなカメラじゃないから威圧感がない。場所を選ばない。 |
僕が購入当初に期待していた「使いたいシーンでの快適性」や「バッグに入れる際の負担軽減」などはクリアしているため、イマイチなポイントを差し引いたとしても、現時点においては非常に高い満足感を得ています。
どんな方にオススメなのか
最後に、このカメラはどんな方にオススメなのか考えます。
まずはポイント整理から。
まとめ、α7cとはこんなカメラ!
・軽量コンパクトなフルサイズカメラ |
・動画撮影者に嬉しいバリアングルモニターと動画開始ボタン |
・αフルサイズでは安価なモデル |
・Sony製品だからAFがめっちゃ良い |
・小さいが故にボタン類がシンプル |
・他のαフルサイズと違い、シングルカードスロットの製品 |
ざっとこんな感じだと思いました。
僕としては、α7cは以下のような方にオススメしたいと思います。
「既存でαを持っている方の、サブカメラ」 |
「軽量なフルサイズカメラが欲しい方」 |
「気軽に動画撮影をフルサイズで楽しみたい方」 |
「フルサイズを試してみたいと思っている方のエントリーモデルとしていいかも」 |
もちろん好きなように買うのが一番なんですけどね。プロダクトとしてはこういうニーズの方にマッチするんじゃないかなと思いました。
まとめ。
僕はYouTube動画の撮影マシンとして導入しましたが、全体としてはとても満足しています。
これからはレンズを増やしていって、YouTube動画をもっとたくさん作っていきたいと思いました。
また、αシリーズ、Eマウント系の動画や記事については、随時更新していきますので、今後もチェックしていただけるとうれしいです。
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最後に。
YouTubeでもα7cについて取り上げています。
ご覧になっていない方はチェックしていただけると嬉しいです!
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